平成24年4月30日
銘柄 |
成分 |
荷姿 |
受渡場所 |
単位 |
限月 |
価格(円)
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前2月29日
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当月4月30日
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高+ 安-
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(植物粕肥料)
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||||||||
脱脂大豆 |
1級品フレーク |
20kg紙袋 |
関東持込 |
1t |
当月 |
75,000 |
81,000 |
+6,000 |
菜種油粕 |
N5.3 P2 K1 |
20kg紙袋 |
関東持込 |
1t |
当月 |
50,000 |
54,000 |
+4,000 |
脱脂米糠 |
20kgPP袋 |
関東持込 |
1t |
当月 |
27,800 |
27,800 |
不変 |
|
米糠 |
30kg紙袋 |
関東持込 |
1t |
当月 |
26,800 |
26,800 |
不変 |
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(魚粕肥料)
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||||||||
肥料用魚粕 |
N7・P7 |
20kg紙袋 |
関東持込渡 |
1t |
当月 |
103,000 |
103,000 |
不変 |
肥料用魚粉末類 |
N7・P6 |
20kg紙袋 |
関東持込渡 |
1t |
当月 |
98,000 |
98,000 |
不変 |
(動物粕肥料)
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蒸製骨粉(国産) |
N3.5 P21 |
500Kgフレコン袋 |
工場渡 |
1t |
当月 |
93,000 |
93,000 |
不変 |
蒸製骨粒(輸入) |
N3.5 P21 |
原袋 |
港頭倉庫渡 |
1t |
当月 |
相場不建 |
相場不建 |
|
脱膠骨粉 |
P28 |
原袋 |
港頭倉庫渡 |
1t |
当月 |
相場不建 |
相場不建 |
|
蒸製てい角粉 |
N13 |
原袋 |
港頭倉庫渡 |
1t |
当月 |
相場不建 |
相場不建 |
|
蒸製皮革粉 |
N12 |
25kgPP袋 |
港頭倉庫渡 |
1t |
当月 |
相場不建 |
相場不建 |
|
乾血粉 |
N12 |
20kg紙袋 |
港頭倉庫渡 |
1t |
当月 |
相場不建 |
相場不建 |
|
肉骨粉 |
N6・P10 |
20kgPP袋 |
港頭倉庫渡 |
1t |
当月 |
相場不建 |
相場不建 |
|
豚肉粕(国産) |
N10 |
500Kgフレコン袋 |
工場渡 |
103,000 |
103,000 |
不変 |
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フェザーミール |
N12 |
500Kgフレコン袋 |
工場渡 |
1t |
当月 |
88,000 |
88,000 |
不変 |
カニガラ粉末 |
N4・P2 |
20kgPP袋 |
戸前 |
1t |
当月 |
90,000 |
90,000 |
不変 |
(1)菜種粕
農水省より3月の油糧生産実績が発表された。菜種処理量は震災の影響があった昨年3月の処理量181,186トンと比較すると、今年3月は200,076トンと大幅に増加している。菜種粕の生産も昨年99,543トンに対し109,715トンと10,172トン増加している。3月末在庫は32,141トンで前月2月の期末在庫59,750トンと比較し27,609トンも減少し、在庫過剰感から一転して在庫薄の状況となった。
減少した原因はクラッシャーの定期修理や肥料の需要期もあるが、飼料の配合率が4.5%と高い水準となっていることが大きい。今後も飼料の配合率は高い水準で続くものと思われる
。
価格面に関しては、まだ殆ど商売は進んでいないが7-9月は大幅の値上げとなると思われる。
(2)大豆粕
大豆処理量は大幅に減少しており、震災の影響が有った昨年3月の処理量184,772トンと比較しても163,079トンの処理量となった。 在庫量も1月末在庫の62,229トンから39,770トンと大幅に減少した。国産大豆粕の減少分を輸入品で補っているが、シカゴ相場の高騰と、主な輸入先であったインド産大豆粕がイラン等の買い付けにより高騰しており他産地品も含め輸入品の割安感はなくなってきている状況である。
(3)脱脂米糠
脱脂糠の在庫は3月末在庫5,608トンと、低い水準で移行している。昨年のピーク時(6月末約22,000トン)の実に1/4程度にまで落ち込んでいる。現在は肥料用の不需要期なのでタイト感はあまりないが、秋肥開始時にはタイト感が出てくると思われる。
Fish meal レポート
ペルー状況
4月6日に本年度のベルーAシーズンの漁獲枠が270万トンに決定した。これは当初サプライヤー筋が唱えていた300万トンと比べると少ない数字となったが、漁獲枠発表前にぺルー水産庁がアンチョビ資源の減少により漁獲枠を250万トンにするとしていたものよりは多くなった。またペルーのシーズンスタートが5月2日であるとアナウンスされた。今回のシーズンでは水産資源の調査段階でかなりの若年魚の群れが観測されており、シーズンがスタートしたとしても樵獲畳がすぐに増えていく方向ではなさそうである。
マーケット情報
魚粉相場はペルー水産庁の予想より少なめの漁獲枠発表を受け高騰しております。
また、同じ蛋白原料であり魚粉相場と大きな相関性があるシカゴ大豆粕相場の高騰も魚粉相場の底堅さを支えている。今後はシカゴ大豆相場が堅調に推移していく予想、ベルーの漁獲がスタートした後に順調に漁が行われるか等が相場を左右しそうである。一方で、これまでずっと不漁が続いていたベルー南部の漁が好転し、40万トンの漁獲枠の内、約半分ほどを消化するに至っている。南部の漁の好転はすべての魚粉サプライヤーに好影響を与えるわけではないが、南部に多くの生産設備を有する魚粉サプライヤーからは一部売り物も出てきている状況である。魚粉価格は3月末のそれと比較してかなり高騰したイメージがあるが、ベルーの魚粉サプライヤー一が唱える値段が強材料に押され上昇していくのに対し、中国等の大手需要家からはこの値段に対しついていけないとして成約が遅れている部分もかなり見受けられる。また、日本のメーカーが一部南部の大口飼料顧客向けに販売した水産飼料原料手当てのために、ペルー産のSuper prime規格の魚粉を買い漁っている事も魚粉相場を引き上げる一因となってしまっている。
中国の魚粉玉もち試算
{(港頭在庫(18万トン) + 2011年度Bシーズン契約分(約10万トン) + 2012年度A シーズン契約分(約20万トン)}÷ 月間引取数量(各月9万トン)=9月初旬までの玉持ち
国内の動物質有機原料(フェザーミール・ポークチキンミール等々)に関しての原料事情に付いて、原価の高騰により4月〜価格改定の要請が有るのではないかとの懸念があったが、据え置き。(全農フェザーミール+¥1,000/トン)国内の動物質有機原料と同様に4月〜値上げを要請してくるであると思われていたが、据え置き。台湾産も同様。(全農・蒸製皮粉:+¥500/トン)国産の肉骨粉の肥料用への解禁に付いての動きはあるが、具体的な日程等は未定。
輸入数量(主要国)MT |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
合計 |
2012年(平成24年) |
17 |
0 |
0 |
0 |
17 |
||||||||
2011年(平成23年) |
61 |
1 |
0 |
40 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
41 |
143 |
2010年(平成22年) |
57 |
25 |
82 |
20 |
102 |
0 |
86 |
0 |
0 |
0 |
18 |
0 |
390 |
2009年(平成21年) |
13 |
12 |
20 |
25 |
11 |
0 |
0 |
12 |
0 |
12 |
64 |
45 |
214 |
2008年(平成20年) |
134 |
96 |
87 |
117 |
111 |
0 |
54 |
26 |
98 |
126 |
0 |
1 |
850 |
2007年(平成19年) |
254 |
69 |
242 |
106 |
60 |
47 |
76 |
99 |
231 |
158 |
160 |
1,849 |
3,351 |
2006年(平成18年) |
227 |
163 |
84 |
82 |
265 |
165 |
199 |
140 |
188 |
127 |
48 |
62 |
1,750 |
2005年(平成17年) |
192 |
271 |
170 |
122 |
267 |
152 |
162 |
157 |
87 |
211 |
112 |
202 |
2,105 |
2004年(平成16年) |
484 |
345 |
260 |
210 |
421 |
442 |
389 |
595 |
298 |
572 |
380 |
595 |
4,991 |
2003年(平成15年) |
189 |
268 |
160 |
350 |
450 |
338 |
310 |
420 |
333 |
367 |
374 |
328 |
3,887 |
2002年(平成14年) |
175 |
666 |
429 |
558 |
610 |
488 |
707 |
876 |
642 |
372 |
505 |
386 |
6,414 |
(注)上表の2002年1月〜2012年4月までの実績数量は、特殊肥料の骨灰である。