業界展望

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有機肥料懇話会(6月)
全肥商連東京都部会東京市場有機肥料標準相場(第642回)

平成25年6月30日


銘柄
成分
荷姿
受渡場所
単位
限月
価格(円)
 前4月30日 
当月6月30日
高+ 安-
(植物粕肥料)
脱脂大豆
1級品フレーク
20kg紙袋
関東持込
1t
当月
99,000
99,000
不変
菜種油粕
N5.3 P2 K1
20kg紙袋
関東持込
1t
当月
69,500
69,500
不変
脱脂米糠
 
20kgPP袋
関東持込
1t
当月
33,800
33,800
不変
米糠
 
30kg紙袋
関東持込
1t
当月
31,300
31,300
不変
(魚粕肥料)
肥料用魚粕
N7・P7
20kg紙袋
関東持込渡
1t
当月
103,000
103,000
不変
肥料用魚粉末類
N7・P6
20kg紙袋
関東持込渡
1t
当月
98,000
98,000
不変
(動物粕肥料)
蒸製骨粉(国産)
N3.5 P21
500Kgフレコン袋
工場渡
1t
当月
93,000
93,000
不変
蒸製骨粒(輸入)
N3.5 P21
原袋
港頭倉庫渡
1t
当月
相場不建
相場不建
脱膠骨粉
P28
原袋
港頭倉庫渡
1t
当月
相場不建
相場不建
蒸製てい角粉
N13
原袋
港頭倉庫渡
1t
当月
相場不建
相場不建
蒸製皮革粉
N12
25kgPP袋
港頭倉庫渡
1t
当月
相場不建
相場不建
乾血粉
N12
20kg紙袋
港頭倉庫渡
1t
当月
相場不建
相場不建
肉骨粉
N6・P10
20kgPP袋
港頭倉庫渡
1t
当月
相場不建
相場不建
豚肉粕(国産)
N10
500Kgフレコン袋
工場渡
 
 
103,000
103,000
不変
フェザーミール
N12
500Kgフレコン袋
工場渡
1t
当月
88,000
88,000
不変
カニガラ粉末
N4・P2
20kgPP袋
戸前
1t
当月
90,000
90,000
不変

市 況


植物油粕類

(1)菜種粕
 5月の搾油実績が農水省から発表された。菜種粕の生産量は112,519tで4月の127,621tに対し約15,000tの減産となった。
 5月末のクラッシャー在庫は40,040tと前月の43,623tより減少した。
 4月の輸入菜種粕は5,394tの入港となっているが円安の進行で5月以降の輸入も限定される。需給はさらにタイトになるであろう。
 価格的に大豆粕に対するレシオが約74%と高い水準で7-9月は6,000円/t近く値上がりしたこともあり若干配合率が落ちると思われるが、それでも高い配合率であり輸入玉も少ない事、更に8-9月にはクラッシャーの定期修理もあり受渡面に不安がある。

(2)大豆粕
 5月の大豆粕の生産量は131,067t(昨年同月比109.8%)と大幅増となった。クラッシャーは、相対的に大豆の採算が良くなり大豆搾油を増産すると言っていた通りに、大豆は増産、菜種は減産となった。価格的には平均的に約5,000円/tの値上げとなった。

(3)脱脂米糠
 加工用の政府放米が放出され、販売予定数量の約27,000t全量が落札された。生糠に換算すると約2,700tになり、5月から8月の引取り期限まで凡そ700t/月生糠の発生が増えることとなり、西日本を中心に多少需給は緩和された。
 価格的には関東・東北は生糠1,000円/t、脱脂糠500円/tの値上げとなった。中京地区以西は生糠・脱脂糠ともに据置となった。

魚粕・魚粉末類

Fish meal レポート

6月末の魚粉価格
Fish meal(Peru)67% H1,000
:USD 1,580-1,680 FOB
Fish meal(Peru)65%
:USD 1,440-1,450 FOB
Fish meal(Chile)68% H500
:USD 2,650-2,700 FOB

ペルー
 荒天で港が閉鎖される日が多く安定した漁獲ができない状況となっている。7月に入っても出漁できない港も多く水揚げは減少しています。
7月11日時点の残り枠はセントラル以北で191,139トン、南部で352,327トンです。

チリ
 第27週(7月1-7日)の過去5年間の平均水揚げは50,000トンであったが、今年の27週は1/5以下の9,000トン台と厳しい状況が続いています

マーケット情報
 ペルーから中国が買い付けを始めて10万トン以上の成約があった模様。ヨーロッパも買い付けに入っており2.5万トン程の成約があった模様。
 1月一6月までベルーから中国への船積みは約161万トン。これにペルーの在庫およそ19万トン程と、ペルーのセントラル以北の残り枠から生産される数量は多くても5万トンでこれら全てを中国が買い付けしても今年は50万トンほどになる。これは例年60万トン買い付けてる中国からすれば少ないレベルです。今後も中国、ヨーロッパも引き続き買い付けを進めると考えられ、ペルーの価格動向に変化があるかもしれません。

蒸製骨粉類

 国内の動物質有機原料については、フェザーミールの価格が九州で\3,000/トン、その他の地域で\2,000/トンの値上げが打ち出されている。原料の不足と燃料・光熱費の高騰が原因との事。

蒸製骨粉の月別輸入数量の推移(通関統計)
輸入数量(主要国)MT
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
合計
2013年(平成25年)
0
0
0
0
0
0
2012年(平成24年)
17
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
17
2011年(平成23年)
61
1
0
40
0
0
0
0
0
0
0
41
143
2010年(平成22年)
57
25
82
20
102
0
86
0
0
0
18
0
390
2009年(平成21年)
13
12
20
25
11
0
0
12
0
12
64
45
214
2008年(平成20年)
134
96
87
117
111
0
54
26
98
126
0
1
850
2007年(平成19年)
254
69
242
106
60
47
76
99
231
158
160
1,849
3,351
2006年(平成18年)
227
163
84
82
265
165
199
140
188
127
48
62
1,750
2005年(平成17年)
192
271
170
122
267
152
162
157
87
211
112
202
2,105
2004年(平成16年)
484
345
260
210
421
442
389
595
298
572
380
595
4,991
2003年(平成15年)
189
268
160
350
450
338
310
420
333
367
374
328
3,887
2002年(平成14年)
175
666
429
558
610
488
707
876
642
372
505
386
6,414

輸入数量(主要国)は中国、タイ、ベトナム、インドネシア、ミャンマーからの集計数量です。

蒸製皮革粉
 上記の通りです。
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