植物粕類

(1)菜種油粕
平成28年1月末在庫量は43千トンと昨年同月末在庫量105千トンと比較すると依然として低水準の在庫が続いている。
年明け以降、飼料向けの配合率が5%台から4%後半に減少した形響により、大きな受渡の混乱は起こっていない。 4月以降の価格は、飼料向け大豆粕の相場安の影響から下げ相場が予想される。

(2)大豆粕
大豆粕の単月価格は1月→2月\3,000ダウン、2月→3月\1,000ダウンと下げ相場となっている。飼料向け輸入品は中国産が中心となっており、円高等からも相場安の状況となっている。

(3)脱脂糠
他糟糠類原料価格が値下げとなった為、飼料向けの使用量が減少しており、ほぼ適正な在庫状況となっている。4月以降も他糟糠類原料値下げ予想の為、弱含みの状況が予想される。

魚 粉

【飼料向け】
畜産向けが出荷減少のため余裕のある在庫状況となっている。4月以降、畜産向け魚粉は5千円／トン程度の下げが予想されている。肥料向けは、相対相場となっており依然として高いレベルにある。

【ペルー】
依然として北部、中央部の資源調査日程は確定せず、海水温が高いことからも正確な把握は厳しいと予想される。気象予報によれば4月以降は水温も正常に戻るとの事から、それ以降の調査となる予定です。南部においては、海水温が高く魚群が少ない為、出漁はなく水揚げもゼロとなっている。

【チリ】
北チリは小魚が多く、資源保護からも漁を停止している。
南チリは3月からイワシ漁が解禁された。アジ漁は週2千トンの漁となっており、食用メインとなっている。

【産地相場価格】
　

蒸製骨粉類

輸入皮粉は韓国・台湾ともに出てくる原料は大きな増減はない模様。
国内のフェザーミールは原料不足からと思われるが、今年に入ってから生産数量がかなり減ってきている。
有機質原料については早めの手当てが必要である。

輸入数量(主要国)は中国、タイ、ベトナム、インドネシア、ミャンマーからの集計数量です。