業界展望

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有機肥料懇話会(12月)
全肥商連東京都部会東京市場有機肥料標準相場(第669回)

平成30年12月31日


銘柄
成分
荷姿
受渡場所
単位
限月
価格(円)
10-12月
1-3月
高+ 安-
(植物粕肥料)
脱脂大豆
セミフレーク
20kg紙袋
関東持込渡
1t
当月
87,500
87,500
-
菜種油粕
N5.3 P2 K1
20kg紙袋
関東持込渡
1t
当月
64,700
63,900
-800
脱脂米糠
 
20kgPP袋
関東持込渡
1t
当月
33,300
33,300
-
米糠
 
30kg紙袋
関東持込渡
1t
当月
28,300
28,300
-
(魚粕肥料)
肥料用魚粕
N7・P7
20kg紙袋
関東持込渡
1t
当月
159,000
159,000
-
肥料用魚粉末類
N7・P6
20kg紙袋
関東持込渡
1t
当月
144,000
144,000
-
(動物粕肥料)
蒸製骨粉(国産)
N3.5 P21
500Kgフレコン袋
工場渡
1t
当月
蒸製骨粒(輸入)
N3.5 P21
原袋
港頭倉庫渡
1t
当月
相場不建
相場不建
脱膠骨粉
P28
原袋
港頭倉庫渡
1t
当月
相場不建
相場不建
蒸製てい角粉
N13
原袋
港頭倉庫渡
1t
当月
相場不建
相場不建
蒸製皮革粉
N12
25kgPP袋
港頭倉庫渡
1t
当月
相場不建
相場不建
乾血粉
N12
20kg紙袋
港頭倉庫渡
1t
当月
相場不建
相場不建
肉骨粉
N6・P10
20kgPP袋
港頭倉庫渡
1t
当月
相場不建
相場不建
豚肉粕(国産)
N10
500Kgフレコン袋
工場渡
 
 
フェザーミール
N12
500Kgフレコン袋
工場渡
1t
当月
カニガラ粉末
N4・P2
20kgPP袋
戸前
1t
当月

市 況


植物粕類

(1)菜種油粕
平成30年9月末在庫量44千トンから10月末在庫量54千トンと増加したが、依然余剰感はない。搾油採算は、依然として大豆粕の方が良く、菜種粕の発生は増える要因は見当たらない。1-3月の大豆粕の商談は、国産平均約1,000円DOWNとなり、菜種粕の1-3月商談は大豆粕価格下げの影響から10-12月渡し対比約800円下げで決定した。

(2)大豆粕
 1-3月商売は米中貿易問題の影響と北米・南米の豊作観測からシカゴ大豆は、$300-330のレンジで推移しており、10-12月対比500-1,000円DOWNでスタートをしました。その後、大きな材料もなく米中貿易の情報により相場が上下しました。輸入品は、主にUS産・インド産となり、中国産の価格は高止まりとなってしまいました。1-3月商談は、10-12月対比1,000-1,500円DOWN下げで決定した。

(3)脱脂糠
 1-3月価格は、搾油用米ぬか及び配合飼料向け脱脂ぬかの供給価格は、据置で決定した。新米が出てきている割には、米の消費量は増えて来ず、米ぬかの発生は低下したままである。需給状況では、関西地区は若干余裕であり、東北・中京はややタイト、関東は適正レベルと考えられる。


魚 粉

魚粉は、1-3月海外相場堅調もあり、畜産、水産用共に据え置きで決定した。国内発生の地場荒かすの確保がタイト状況が続き、手持ちの輸入魚粉は高値買い付けた物が多く、価格高となっていますが、1-3月は共に据え置きで決定した。

◎海外マーケット情報

【ペルー】
 第50週は、中国を含めアジア各国向けに水産用廃グレート品約1万トンが新規成約された模様であり、今シーズンの累計販売数量は、約21.5万トンに達したものと目されております。メーカー各社、工場能力を上回るペースで原料を受け入れているが、生産が当初見込みに比べ少なくなっていることから新規オファは出て来なくなった。先行きの相場としては、堅調に推移するものと考えられる。



【チリ】
イワシ類漁は、終盤となっており、魚粉生産量が減少していること、またペルーにおける今後の状況が不透明から、輸出向けの新規オファは引き続き堅調に推移している。

 

【産地相場価格】
 

ペルー スチーム 66% $1,400〜$1,450 FOB
ペルー スチーム 67%(ヒスタミン1,000) $1,530〜$1,580 FOB
ペルー スチーム 68%(ヒスタミン500) $1,580〜$1,630 FOB
チリ   68%(ヒスタミン500) $2,450〜$2,500 FOB

蒸製骨粉通関統計数量の推移
輸入数量(主要国)MT
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
合計
2018年(平成30年)
0
0
0
0
0
0
0
0
19
0
0
0
19
2017年(平成29年)
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
2016年(平成28年)
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
2015年(平成27年)
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
2014年(平成26年)
1
37
0
0
0
55
0
0
70
50
0
0
213
2013年(平成25年)
0
0
0
0
0
0
0
0
0
37
0
37
74
2012年(平成24年)
17
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
17
2011年(平成23年)
61
1
0
40
0
0
0
0
0
0
0
41
143
2010年(平成22年)
57
25
82
20
102
0
86
0
0
0
18
0
390
2009年(平成21年)
13
12
20
25
11
0
0
12
0
12
64
45
214
2008年(平成20年)
134
96
87
117
111
0
54
26
98
126
0
1
850
2007年(平成19年)
254
69
242
106
60
47
76
99
231
158
160
1849
3,351
2006年(平成18年)
227
163
84
82
265
165
199
140
188
127
48
62
1,750
2005年(平成17年)
192
271
170
122
267
152
162
157
87
211
112
202
2,105
2004年(平成16年)
484
345
260
210
421
442
389
595
298
572
380
595
4,991
2003年(平成15年)
189
268
160
350
450
338
310
420
333
367
374
328
3,887 
2002年(平成14年)
175
666
429
558
610
488
707
876
642
372
505
386
6,414

輸入数量(主要国)は中国、タイ、ベトナム、インドネシア、ミャンマーからの集計数量です。

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