※脱脂大豆は、10-12月単味価格を反映させて頂いています。

植物粕類

(1)菜種油粕
　2019年9月末在庫量55千トンから2019年10月末在庫量68千トンと大幅に増加している。昨年同時期在庫数量は下記記載の通りで、依然在庫は大幅に増加している。（参考：2018年9月末在庫数量　44千トン／　2018年10月末在庫数量　54千トン）肥料用菜種粕は、5四半期連続下げていたが、1-3月渡し価格は前期比700円上げで決定した。

(2)大豆粕
　飼料向け1-3月大豆粕は、当初2,500円-3,000円程度の上げ水準でスタートを切った。中国産価格が高く、産地はアメリカ産中心の南米産となる為、高値スタートの要因となった。その後、シカゴ相場が軟調に推移し、為替も大きな変化が無い中、成約されていった。結果、10-12月対比1,000円強上げで決定した。

(3)脱脂糠
　需給的には、メーカー在庫が1万トン超えとなり、余剰感が出ている。1-3月は、原料用脱脂糠2,000円下げで決定した。原料用生糠も2,000円下げとなっているが、一部採算が厳しいとことは、1,000円下げとなっている。先の予想では、グルテンフィードが2,000円上げしていることから在庫が一掃される可能性が高い。

魚 粉

　魚粉は、1-3月畜産用据置、水産用2,000円下げと決定した。当初、5,000円程度下げも予想されていたが、ペルーの不漁で輸入魚粉価格が先高気配が出たため、下げ幅が圧縮された。

【ペルー】
　ペルーのアンチョビー漁は、稚魚の混入率が増加しているため、年明けから禁漁となっている。試験操業船を出して資源調査に乗り出しており、結果が出るまで禁漁と見られる。昨年12月から不漁が続いており、新規オファーは出てこない状況となっている。

【産地相場価格】
　

輸入数量(主要国)は中国、タイ、ベトナム、インドネシア、ミャンマーからの集計数量です。