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有機肥料懇話会(2022年3月)
全肥商連東京都部会東京市場有機肥料標準相場(第682回)

2022年3月31日


銘柄
成分
荷姿
受渡場所
単位
限月
価格(円)
1-3月
4-6月
高+ 安-
(植物粕肥料)
※脱脂大豆
セミフレーク
20kg紙袋
関東持込渡
1t
当月
91,700
104,200
12,500
菜種油粕
N5.3 P2 K1
20kg紙袋
関東持込渡
1t
当月
75,100
82,100
7,000
脱脂米糠
 
20kgPP袋
関東持込渡
1t
当月
40,800
42,300
1,500
米糠
 
30kg紙袋
関東持込渡
1t
当月
32,800
34,300
1,500
(魚粕肥料)
肥料用魚粕
N7・P7
20kg紙袋
関東持込渡
1t
当月
159,000
169,000
10,000
肥料用魚粉末類
N7・P6
20kg紙袋
関東持込渡
1t
当月
144,000
154,000
10,000
(動物粕肥料)
蒸製骨粉(国産)
N3.5 P21
500Kgフレコン袋
工場渡
1t
当月
蒸製骨粒(輸入)
N3.5 P21
原袋
港頭倉庫渡
1t
当月
相場不建
相場不建
脱膠骨粉
P28
原袋
港頭倉庫渡
1t
当月
相場不建
相場不建
蒸製てい角粉
N13
原袋
港頭倉庫渡
1t
当月
相場不建
相場不建
蒸製皮革粉
N12
25kgPP袋
港頭倉庫渡
1t
当月
相場不建
相場不建
乾血粉
N12
20kg紙袋
港頭倉庫渡
1t
当月
相場不建
相場不建
肉骨粉
N6・P10
20kgPP袋
港頭倉庫渡
1t
当月
相場不建
相場不建
豚肉粕(国産)
N10
500Kgフレコン袋
工場渡
 
 
フェザーミール
N12
500Kgフレコン袋
工場渡
1t
当月
カニガラ粉末
N4・P2
20kgPP袋
戸前
1t
当月

※表中の脱脂大豆は、1-3月単味価格を反映させて頂いておりますので、4-6月改定内容とは異なります。


【有機原料状況】


植物粕類

(1)菜種油粕
 2022年2月末の搾油メーカー在庫量は49.8千トンとややタイトな在庫数量となっている。飼料用菜種粕は飼料用油脂の需給タイトな環境を受け配合率を減らしている(10月4.79%、11月4.79%、12月4.70%)。
 しかしながらカナダ産菜種シードの品質が良くないため搾油歩留まりが悪く、菜種の搾油採算の悪化から大豆への搾油需要のシフトが起き、菜種粕発生料は減少している。菜種搾油量の減少は7-9月まで続くと見られ、菜種粕需給は更にタイトになっていくものと見られる。4-6月菜種粕の価格は大豆粕商談が約10,000円の上げとなったことから一般的には7,000円の上げとなったが、海上運賃やトラック運賃の上昇により一部7,500円の上げや、7,500円以上の上げオファーもあった。

(2)大豆粕
 4-6月大豆粕商談は1月のUSDAの需給報告により、大豆の期末在庫が米国は上方修正となったものの、南米の生産量が下方修正されたことにより世界期末在庫は下方修正となり相場上昇でスタートした。
 1月下旬から南米大豆の更なる下方修正やパーム油相場、原油相場の上昇を受け大豆粕相場も上昇した。2月のUSDA需給報告においても南米の生産量が下方修正され相場は更に上昇し、さらにロシアのウクライナ侵攻による穀物価格上昇も大豆粕相場の上昇に拍車をかけることとなった。結果として最終的な仕上がりは1-3月対比約10,000円の上げとなった。

(3)脱脂糠
 2022年2月末の脱脂糠在庫数量は4.8千トンとなり、適正在庫数量を下回る状態が続いている。米の消費減による原料生糠の発生減に対して、堅調な飼料需要は続いているため脱脂糠の需給はタイトな状況が続いている。4-6月改定はタイトな需給状況と他糟糠類も強含みな環境を受け、脱脂糠、生糠共に1,500円の上げとなった。脱脂糠の上げ改定は8期連続となっており厳しい需給状況が続いていることを示している。


魚粉相場

 IMARPEによる資源調査は完了しているが政府による調査結果の公表はまだされていない。
 3月24日時点での北中部前期漁分のショートセールスの既成約数量は約20-21万トンとなっている。
 この数量は漁獲枠300万トン想定で30%、250万トン枠想定で36%の販売進捗となる。
 4-6月の魚粉価格は畜産用10,000円上げ、水産用は相対商売ながら畜産用と同等の10,000円前後での上げ改定となっている。

【産地相場価格】
 

ペルー スチーム 67%(ヒスタミン1,000) $1,760〜$1,810 FOB
ペルー スチーム 68%(ヒスタミン500) $1,810〜$1,860 FOB
チリ   68%(ヒスタミン500) $2,740〜$2,790 FOB
蒸製骨粉類

蒸製骨粉通関統計数量の推移
輸入数量(主要国)MT
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
合計
2022年(令和4年)
0
0
0
 
 
 
 
 
 
 
 
 
0
2021年(令和3年)
0
0
0
0
1
0
0
1
0
0
0
0
2
2020年(令和2年)
19
19
19
0
19
0
19
0
0
1
0
0
96
2019年(平成31年/令和元年)
0
19
0
0
0
19
0
0
19
0
19
0
76
2018年(平成30年)
0
0
0
0
0
0
0
0
19
0
0
0
19
2017年(平成29年)
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
2016年(平成28年)
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
2015年(平成27年)
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
2014年(平成26年)
1
37
0
0
0
55
0
0
70
50
0
0
213
2013年(平成25年)
0
0
0
0
0
0
0
0
0
37
0
37
74
2012年(平成24年)
17
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
17
2011年(平成23年)
61
1
0
40
0
0
0
0
0
0
0
41
143
2010年(平成22年)
57
25
82
20
102
0
86
0
0
0
18
0
390
2009年(平成21年)
13
12
20
25
11
0
0
12
0
12
64
45
214
2008年(平成20年)
134
96
87
117
111
0
54
26
98
126
0
1
850
2007年(平成19年)
254
69
242
106
60
47
76
99
231
158
160
1849
3,351
2006年(平成18年)
227
163
84
82
265
165
199
140
188
127
48
62
1,750
2005年(平成17年)
192
271
170
122
267
152
162
157
87
211
112
202
2,105
2004年(平成16年)
484
345
260
210
421
442
389
595
298
572
380
595
4,991
2003年(平成15年)
189
268
160
350
450
338
310
420
333
367
374
328
3,887 
2002年(平成14年)
175
666
429
558
610
488
707
876
642
372
505
386
6,414

輸入数量(主要国)は中国、タイ、ベトナム、インドネシア、ミャンマーからの集計数量です。

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