後藤 逸男(ごとう いつお)
■略歴
東京農業大学名誉教授 東京農大発椛S国土の会代表取締役
「全国土の会」 会長 (農家のための土と肥料の研究会)
農学博士 土壌学及び肥料学を専門分野とする。土壌病害の総合防除対策、土壌改良資材の研究開発。
農業生産現場に密着した実践的土壌学を目指す「土壌学概論」、「施肥管理と病害発生」(共著)他多数執筆
■講師メッセージ
わが国では、農耕地土壌の肥沃度が二極化しています。園芸土壌はリン酸やカリ過剰で「メタボ化」、水田土壌は逆に地力低下が目立ちます。
今こそ、これまでの「土づくり」を「健康な土づくり」に変える必要があります。そのためのツールが土壌診断です。
施肥技術講習会では、土壌診断の方法、土壌化学性分析項目とその結果に基づく土壌改良と施肥管理、土壌改良資材の特性と使い方などについてお話しします。
小川 吉雄(おがわ よしお)
■略歴
元茨城県農業総合センター園芸研究所 所長
鯉淵学園農業栄養専門学校教授
農学博士 土壌・肥料学、米麦・畑作物栽培等を専門分野とする。
窒素循環の再生技術を研究、農業と環境問題を研究。
「土壌肥料用語事典」、「地下水の硝酸汚染と農法転換」、「トコトンやさしい土壌の本」(共著)他多数
■講師メッセージ
今、私たちは地球温暖化などの気候変動、貴重な生物種の絶滅危機、化学合成物質の自然や人間への影響、そして食料における質・量と安全性の確保など、多くの課題に直面しており、それらに対する対応が求められています。
施肥技術講習会では農業生産と環境とのかかわりの中で、物質循環の視点から問題点を整理し、環境保全型農業をすすめるための施肥管理技術を探っていきます。
五十嵐 大造(いがらし だいぞう)
■略歴
元東京農業大学国際食農科学科教授
元神奈川県農業技術センター三浦試験場主任研究員 農業改良普及員に従事
農学博士 主に露地野菜の栽培技術及び農業気象学を基にした気象生態の研究に従事
べたがけ等の気象改良による生産安定を中心に現場での野菜栽培技術に取り組む
「局地気象学」「べたがけを使いこなす」等執筆
馬 建鋒(ま けんぼう)
■略歴
岡山大学資源植物科学研究所 教授
農学博士 作物のミネラル輸送機構の解明に従事
「日本におけるケイ酸研究」(英文)、「植物栄養学」(共著)など執筆
2015年から9年連続「世界で最も影響力のある研究者」に選出
2018年から低pHにおける植物−土壌相互作用国際シンポジウム運営委員長
日本土壌肥料学会賞、日本農学賞、紫綬褒章、国際肥料協会 IFA Norman BorlaugPlant Nutrition Awardなどを受賞