※表中の脱脂大豆は、1-3月、4-6月の平均単価アップダウンを反映しておりますので単肥向けとは異なります。

植物粕類

(1)菜種油粕
　1-3月の価格改定は￥2,000/T上げとなったが、4-6月価格は大豆粕の大きな下げもあり￥8,400/Tの下げで決定した。搾油メーカーとしても大豆の下げに準じた値下げでの対応となっている。4-6月の需給もやや緩い環境であり、久し振りの大きな値下げとなっており、積極的な使用をお願いしたい。
　7-9月に向けても需給環境は大きくは変わらないと思われるが、大豆粕価格もUSの天候に左右される時期であり、天候不安あれば大豆粕同様、菜種粕の反転もあり得る。

　2月末の菜種関連のデータ
　菜種粕生産量：75,108T　83.0%
　菜種粕在庫量：46,116T　94.4%
　菜種油生産量：57,095T　87.1%
　菜種油在庫量：22,762T　52.2%

(2)大豆粕
　1-3月は￥4,500/T程度の値上げとなったが、4-6月は久し振りに大きく値下がりし、平均￥11,000-12,000/Tの下げとなった。南米アルゼンチンの豊作によるシカゴ相場の下落が下げの主因であるが、終盤は中国価格が大きく下落したことで下げ幅が大きくなった。
　7-9月商売はまだ本格スタートとはなっていないが、直近ではシカゴ、大連相場共に先高となっており、またシカゴ相場も天候相場に入っていくことから為替円安含め、注視が必要。

(3)脱脂糠
　1-3月は￥1,000/T下げとなった。
　※関東持ち込みは運賃値上げを加味し実質￥200/Tの下げでの商売となった。
　4-6月は引き続き脱脂糠の発生も多く、またGFの大きな下げ等もあり￥5,000/Tの大きな下げで決定している。
　他方生糠は￥3,000/Tの下げでの決定となっている。生糠の発生が多く脱脂糠の発生も潤沢に推移すると見ており、肥料向けでも積極的な使用をお願いしたい。

魚粉/魚粕

　ペルーの前期漁は資源調査が開始されているが、漁獲枠については250万トン程度の枠が設定されるのではとの声が聞こえてきている。ただアンチョビのサイズが小さいとの話もあり、解禁が遅れる可能性も出てきている。一部ショートセールスが行われており、若干値上げでの商売が行われた模様。

　国産魚粉は1-3月に続き4-6月も据え置きで決定している。国内発生少なく、引き続きタイトであり、手前からの手当が必要。輸入品も円安で高値推移となっている。
　アラスカフィッシュボーンのAシーズンは1月20日からの解禁で、漁獲枠は130万トンで昨年並みとなっいる。現地価格は強気でのオファーが見込まれていたが、4-6月渡しについては￥6,000-8,000/T程度下げた価格での案内となっている。

【産地相場価格】
　

蒸製骨粉類

輸入数量(主要国)は中国、タイ、ベトナム、インドネシア、ミャンマーからの集計数量です。