初めに、各地の自然災害により被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。
日頃より全肥商連の活動に積極的にご参加、ご支援、ご指導を頂いており、誠に有難うございます。
さて、米中関係緊張化に端を発した昨年来のりん安・尿素の価格高騰・中国品の入手困難問題に、2月24日来のロシアのウクライナ侵攻に起因する塩化加里の価格高騰・ロシア/ベラルーシ品の入手困難化が加わり、肥料輸入原料調達並びに肥料製品価格高騰は2008年のリーマンショック時以上の困難に直面しています。
そのような中、いち早く反応したのは・・・
あけましておめでとうございます。旧年中はたいへんお世話になりまして誠に有難うございました。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
初めに、昨年春からメーカー向け・事業者向けの二度に亘る政府の肥料高騰対策発出にあたり、中でも特に農業者向け支援策に付き、2008年のリーマンショック時の高騰対策の問題点も踏まえ、全肥商連より農水省に1.制度上・運営上、系統・商系の取扱いを平等とすること、2.手続き・提出書類を極力簡素化すること、の2点を繰り返しお願い致しました。これに対し農水省にもご理解頂き、今回は農水省としては1.と2.の両方に付きできる限りのご対応をして頂いたものと思います。改めて深謝申し上げます。これも偏に関係者の皆様のご指導・ご支援の賜物と思っており、厚く御礼申し上げます。只、現場からは事務手続きが引続き煩雑で簡素化がまだまだ不十分との声も少なからず上がっていますし、都道府県或いは協議会の現場では事務処理が追い付かず種々混乱も見られるようですが、本来あるべき系統・商系平等の扱いと事務簡素化の推進には避けて通れない道ですから、誠に恐れ入りますが、お互いに粘り強くご対応頂きたい、対応したいと思っておりますので、引続きどうぞ宜しくお願い致します。
さて、肥料高騰の主因は、・・・
(1)被覆肥料の殻が農耕地から流出することを極力防止するため、肥料製造業者が推進する包材などの記載への注意喚起等により、会員の意識を高め、農業生産者への協力要請を強化し、環境保護活動の普及啓発に努める。
(2)被覆肥料の殻の環境中での分解性向上を肥料製造業者に要求すると共に、被覆樹脂使用量の削減に向けた技術開発に努める肥料製造業者と協力し、環境にやさしい被覆肥料の普及に努める。
(3)被覆肥料以外の省力タイプの肥料など、他の機能性肥料の活用場面の普及拡大に努める。
各都道府県部会および元売会員各社には既に文書にてご連絡済みですが、第36回施肥技術講習会を、令和5年5月25日(木)〜26日(金)、東京農業大学世田谷キャンパスにて下記の通り開催を予定しております。
今回の開催に就きましても、これまで同様新型コロナ対策万全の態勢で対応致しますが、感染症が完全に終息したわけではございませんので、添付の「申込み時の注意事項」を事前にご熟読頂きご承知頂いた上で「募集要項」に基づきご応募頂きます様宜しくお願い申し上げます。
記
日 時:令和5年5月25日(木)〜26日(金)
場 所:東京農業大学世田谷キャンパス 横井講堂及び1号館教室
〒156-8502 東京都世田谷区桜丘1-1-1
募集人数:約140名
応募締切:令和5年4月20日(木)12:00
主 催:(一社)全国肥料商連合会
コース:基礎・実学混合コース(第9回目)
対 象:以下のすべての方が対象です。
(1) 新規の「施肥技術マイスター」資格取得希望者(基礎コースにて申込):
新たに「施肥技術マイスター」資格を取りたい方
(2) 登録済の「施肥技術マイスター」更新希望者(実学コースにて申込):
「施肥技術マイスター」登録済みで、更新を希望される方
(3) 「施肥技術シニアマイスター」資格取得希望者(実学コースにて申込):
(2)の状況で、更新を機に「施肥技術シニアマイスター」に登録希望される方
(4) 「施肥技術シニアマイスター」登録更新希望者(実学コースにて申込):
「施肥技術シニアマイスター」登録済みで、更新を希望される方
<詳細及び受講申込み>
<1>募集要項
会員向け : (添付資料「第36回施肥技術講習会募集要項(会員向け)」)
普及指導員向け : (添付資料「第36回施肥技術講習会募集要項(普及指導員向け)」)
JGAP会員向け : (添付資料「第36回施肥技術講習会募集要項(JGAP会員向け)」)
<2>スケジュール表及び講師プロフィール
⇒(スケジュール表、講師プロフィール)
<3>申込み時の注意事項
*こちらの注意事項をご熟読頂き、お申込み願います
⇒ 添付資料「第36回施肥技術講習会 受講申込みの際の注意及び確認事項」)
以上
東京開催の次は、2023年10月下旬に札幌市にて基礎・実学混合コースを開催する予定にしております。
第35回施肥技術講習会(基礎・実学混合コース)は、予定通り2月15日(水)〜16日(木)に仙台市の“ハーネル仙台”にて開催致しました。あいにく両日とも小雪が舞い、路面もところどころ積雪し足元が悪い状態でしたが、113名の受講者にご参加頂き恙無く終える事が出来ました。
次回の施肥技術講習会は、基礎・実学混合コースを2023年5月25日(木)〜26日(金)@東京農大世田谷キャンパス横井講堂にて行うべく準備を進めております。3月中〜下旬に各都道府県部会宛およびホームページ等で募集案内させて頂きますので、新規の受講並びに更新をご検討願えれば幸甚です。
農水省では、食料・農業・農村政策審議会において、基本法検証部会が設置され、食料安全保障の強化を背景とした食料・農業・農村基本法の検証・見直しに向けた議論がされています。
この度、第9回基本法検証部会の資料が、下記同省HPにて掲載されましたのでご連絡します。
今回初めて肥料(備蓄)が議題に載りました。資料2、(1)、[2]肥料備蓄として記載されておりますので、ご参照願います。
⇒ https://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/kensho/9siryo.html
農水省は2月15日、経済安全保障推進法に基づき設置する肥料原料の国内備蓄に関する基金の管理等を行う安定供給確保支援法人として、一般財団法人肥料経済研究所を指定し、下記の通り公表しましたので、お知らせします。
全肥商連は、同研究所の賛助会員であり、全肥商連会長は、同研究所の評議員を務めております。
また、支援法人が遵守すべき基本的な事項を定めた安定供給確保支援実施基準についても同じページに公表しておりますので、併せてご確認頂ければ幸甚です。
肥料に係る安定供給確保支援法人の指定及び供給確保支援実施基準の公表について
:農林水産省 (maff.go.jp)
⇒ https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/sizai/230215.html
<肥料原料備蓄対策Web説明会>
開催時期:3月2日(木)15:00〜17:00
申込みHP:https://www.maff.go.jp/j/seisan/sien/sizai/s_hiryo/221228.html
申込締切: 3月1日(水)12:00迄
農水省は、国内肥料資源の利用拡大を図る為、2月22日(水)第1回全国推進協議会を開催しました。当日は野村農水大臣を筆頭に農水省幹部・関係者、国交省担当課長、幹事となる業界関係8団体が集まり、Webにて全国から500名の参加がありました。
弊連合会も幹事の1団体として参加しましたが、地方自治体等4団体の取組事例が紹介され関心の高さが窺えました。
第1回全国推進協議会の概要・会議資料については以下の農水省ホームページをご参照願います。
国内肥料資源の利用拡大に向けた全国推進協議会について:農林水産省 (maff.go.jp)
⇒ https://www.maff.go.jp/j/seisan/sien/sizai/s_hiryo/kokunaishigen/zennkokusuishin.html
*本文はこちら ⇒ 令和4年全肥商連十大ニュース
今後の施肥技術講習会は、以下の開催を検討しております。
・第36回施肥技術講習会(基礎・実学混合コース)
令和5年5月下旬〜6月上旬 東京にて開催予定
・第37回施肥技術講習会(基礎・実学混合コース)
令和5年10月下旬 札幌市にて開催予定
本年4月以降次の法人が入会されましたのでお知らせ致します。
<賛助会員> 入会年月
1.セントラルグリーン(株) (新潟県) 2022年4月
2.ワールドグリーン(株) (北海道) 同 上
3.九鬼肥料工業(株) (三重県) 2022年6月
4.日本製紙(株) (東京都) 同 上
5.ロイヤルインダストリーズ(株) (東京都) 同 上
6.蝶理(株) (東京都) 2022年7月
7.東洋ライス(株) (東京都) 2022年8月
8.(株)ケミカルフォース (愛知県) 同 上
9.赤城物産(株) (東京都) 2022年8月
10.関東農産(株) (栃木県) 同 上
<準会員>
1.中林肥料農薬店 (和歌山県) 2022年6月
「改訂新版 土と施肥の新知識」を出版した農文協から、「地力アップ大事典」が2022年1月に発行されます。「地力の実態」「地力とは」「地力の改善」という3本柱の構成で地力の基本から学べる有機質肥料・有機質資材便覧となっています。
添付のチラシでお申込みいただくと全肥商連会員は10%の割引になりますので、ご購入の際にはご利用下さい。
また本書に関するお問い合わせは下記まで。
(一社)農山漁村文化協会 普及局 (担当:横山)
TEL:048-233-9339
(チラシはこちら)⇒ http://www.zenpi.jp/gyokai/pdf/jiriki_zenpi.pdf
農水省では肥料法施行により、肥料の保証票等に係るウェブ表示システムの開発が終了し、これから運用の準備段階に入るということで、それに先立ち、6月14日に全肥商連本部3名とWeb(スカイプ)会議により意見交換を致しました。
内容的には、
(1) 現行表示では、指定配合肥料の使用原料表示についてすべて記載しなければならないものが、新制度では省略可能になる
(2) 生産事業場略称表示が、略称、リンク等の表示が可能になる
(3) QRコードなど、ウェブ上で保証票に記載する省略された肥料原料表示等が可能になる
(4) 保証票表示以外の商品特性や使用方法等、従来チラシなどで記載していた内容に付いても参考情報として記載が可能となる
とのことで、販売促進・差別化等に有効なツールとして活用できるのではとの印象を持ちました。会議終了後、農水省より当該表示システムの普及を目指すために、ウェブ表示を積極的に取り入れて頂ける事業者と、積極的に意見交換を行いとの意向で、本件の運用・活用についての資料を添付させて頂きます。
ご質問やご照会事項等ございましたら、全肥商連本部宛ご連絡頂ければ幸甚です。
⇒ (資料1)ウェブ表示マニュアル簡易版
http://www.zenpi.jp/gyokai/pdf/20210630_01.pdf
(資料2)見る人用マニュアル/p>
http://www.zenpi.jp/gyokai/pdf/20210630_02.pdf
全肥商連は、施肥技術講習会で使用されている「土と施肥の新知識」の改定新版を3月に発行致しました。2012年に初版を出版してほぼ10年経過したことに加え、2020年に「肥料取締法」が「肥料の品質の確保等に関する法律」に改正されたことを受け、これらの状況変化に対応した内容に改めたものです。新しい肥料の分類を図表で掲載し、土壌分析結果の見方や生産現場で役立つ施肥設計の考え方などを充実させております。
今後、施肥技術講習会では、基礎コースの教本としてこの改訂新版を使用していくことになりますので、ご承知置き願います。
⇒改訂新版の概要はこちらのチラシをご参照
http://www.zenpi.jp/gyokai/pdf/20210331_01.pdf |
近年プラスチックごみによる海洋汚染が国際的な課題となり、農林水産省では海洋プラスチック問題の解決に向け、ホームページを立ち上げ、プラスチックを使用した各業界の製造・流通、利用に関係する企業・団体などに対し、自主的取組を「アクション宣言」として表明し対応することを促しております。
肥料業界としましては、ご既承の通り被覆肥料の殻の流出防止が対象となり、既に日本肥料アンモニア協会と全国複合肥料工業会が連名で「アクション宣言」を表明し啓蒙に努めております。
3月8日(金)に本会も肥料流通団体として肥料メーカー団体の活動方針に準じた「アクション宣言」を農水省に提出し受理され、下記の通り同省ホームページに掲載されましたのでご連絡致します。
流出防止の具体的な方策に就きましては、日本肥料アンモニア協会が編集しました資料の中に、水田から濁水と被覆肥料の溶出後の殻を流出させない方法と、製造メーカーに対し包装容器に具体表示を記載し、注意喚起を促すことを明記しておりますのでご参照願います。
全肥商連としましては、農業生産者に対し製造メーカーと共にその注意喚起を更に推し進め、流出防止に努め度会員各位への周知ご協力頂きますよう宜しくお願い申し上げます。
農水省のホームページはこちら
*肥料を自ら施用する者からの委託を受けて、肥料を配合する行為に係る肥料取締法上の取扱いについて肥料の配合依頼書・配合報告書の様式例はこちら
*様式例(1)配合依頼書農林水産省では、農業者への土づくり技術の普及を目的に、土づくりに関する資格(土壌医、施肥技術マイスター)を有する企業について「土づくり専門家リスト」を作成しHPに立ち上げました。今回は申請時間の関係上確認の取れた一部の企業のみが掲載されております。また当該地域の農業者より土づくりに関するお問合せ等がありましたら、「施肥技術マイスター」として適切なるご指導を頂きます様、お願い申し上げます。
詳しくはこちら
⇒ https://www.maff.go.jp/j/seisan/kankyo/tuti_list.html
農水省では、昨年度から普及組織と民間企業・団体等との連携リストを農水省のホームページで公開しています。全肥商連関係では27都道府県(県部会・会社)のデーターがアップされています。
詳しくはこちら
⇒ https://www.maff.go.jp/j/seisan/gizyutu/minkanlist.htm
普及組織に対するサービスの詳細等も掲載された完全版リストはこちら(PDF : 324KB)
⇒ https://www.maff.go.jp/j/seisan/gizyutu/attach/pdf/minkanlist-2.pdf
農大式土壌診断「みどりくん」が新しいボトルになりました。それに伴って使い方の動画を作成、掲載しました。