業界展望

統計情報

  • 業界展望トップへ
  • 前へ
  • 次へ


有機肥料懇話会(10月)
全肥商連東京都部会東京市場有機肥料標準相場(第644回)

平成25年10月31日


銘柄
成分
荷姿
受渡場所
単位
限月
価格(円)
 前8月31日 
当月10月31日
高+ 安-
(植物粕肥料)
脱脂大豆
1級品フレーク
20kg紙袋
関東持込
1t
当月
99,000
101,500
+2,500
菜種油粕
N5.3 P2 K1
20kg紙袋
関東持込
1t
当月
69,500
69,500
不変
脱脂米糠
 
20kgPP袋
関東持込
1t
当月
33,800
33,800
不変
米糠
 
30kg紙袋
関東持込
1t
当月
31,300
31,300
不変
(魚粕肥料)
肥料用魚粕
N7・P7
20kg紙袋
関東持込渡
1t
当月
103,000
103,000
不変
肥料用魚粉末類
N7・P6
20kg紙袋
関東持込渡
1t
当月
98,000
98,000
不変
(動物粕肥料)
蒸製骨粉(国産)
N3.5 P21
500Kgフレコン袋
工場渡
1t
当月
93,000
93,000
不変
蒸製骨粒(輸入)
N3.5 P21
原袋
港頭倉庫渡
1t
当月
相場不建
相場不建
脱膠骨粉
P28
原袋
港頭倉庫渡
1t
当月
相場不建
相場不建
蒸製てい角粉
N13
原袋
港頭倉庫渡
1t
当月
相場不建
相場不建
蒸製皮革粉
N12
25kgPP袋
港頭倉庫渡
1t
当月
相場不建
相場不建
乾血粉
N12
20kg紙袋
港頭倉庫渡
1t
当月
相場不建
相場不建
肉骨粉
N6・P10
20kgPP袋
港頭倉庫渡
1t
当月
相場不建
相場不建
豚肉粕(国産)
N10
500Kgフレコン袋
工場渡
 
 
103,000
103,000
不変
フェザーミール
N12
500Kgフレコン袋
工場渡
1t
当月
88,000
88,000
不変
カニガラ粉末
N4・P2
20kgPP袋
戸前
1t
当月
90,000
90,000
不変

市 況


植物粕類

(1)菜種粕
 9月の搾油実績が発表された。菜種粕の生産量は114,499tで8月の生産量を約22,000トンの増産となったのに対し期末在庫は41,552tと8月末より約5,000t減少した。これは相変わらず高い配合飼料の配合率によるところが大きい。10月以降気温も下がり、飼料の出荷が増える事と、秋肥が始まる為、受渡に苦慮すると推測する。
 価格面では7-9月に対し10-12月は飼料用で500-1000円値上げ、肥料用で0-500円の値上げとなった。
 1-3月は価格面では大豆粕が先安相場の為若干の下げ予測ではあるが、消費税増税による春肥生産の前倒しが起こると予想する為、より一層受渡面では苦慮すると予想する。

(2)大豆粕
 9月の大豆粕の生産量は114,786tと8月より約5,000t増加したのに対し、月末在庫は約14,000t減少した。価格面では飼料用10-12月価格は7-9月対比
平均2,500円/t UPとなった。1-3月の商売は北半球の作付大豆が旧毅から新穀へ切り替わる時期となっているため輸入価格に注目が集まったが、国産価格に比べ割高のため国産が中心となった商売となっている。需給面は輸入の遅れもあり、ややタイトとなっている。1-3月価格は先安相場のため下げの予想である。

(3)脱脂米糠
 10月に入り新米が出回る時期で夏場のタイト感よりは若干息をついた感はあるものの、今後本格的にキノコシーズンに突入すると需給面はかなり逼迫すると予想する。価格面では10-12月は関西で\1,000値上げ、関東・東北は据置となった。

魚粕・魚粉末類

Fish meal レポート

10月末の魚粉価格
Fish meal(Peru)67% H1,000
:USD 1,480-1,500 FOB
Fish meal(Peru)65%
:USD 1,390-1,400 FOB
Fish meal(Chile)68% H500
:USD 2,500-2,600 FOB

ペルー
 南部は10月末の解禁待ち、セントラル以北は11月11日の解禁待ちで大きな動きはありません。

チリ
 南部に於いて10月21日にサーディンの解禁が行われましたが、産卵が進んでいないことが確認され再び24日から禁漁に入りました。11月5日もしくは6日の解禁待ちです。

マーケット情報
 ペルーの次期漁獲枠が北部中部230万トン・南部43万トンと発表されたが、想定範囲内であり、既に大手メーカーは次期漁における生産見合いの50%超を販売しており、漁獲枠発表以降、活発な取引にはなっていない。また、国内の漁獲に関しては北海道のサケ・スケソウ・イワシ漁が順調に行われているため、魚粉・魚油も増える予想となっている。しかし肥料用輸入魚粉のメインであるインドネシアからの輸入が日本側の厳しい検査にコストが合わなく輸入量が減っている。1-3月に向けて飼料用魚粉は値下げ予想だが、肥料用魚粉は需給タイト・価格は高止まり(相対相場)と予想される。

蒸製骨粉類

 国内の動物質有機原料(フェザーミール・ポークチキンミール等)については、価格に変動はない。
 韓国産・台湾産の皮粉についても、近々の価格変動はない模様である。

蒸製骨粉の月別輸入数量の推移(通関統計)
輸入数量(主要国)MT
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
合計
2013年(平成25年)
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
2012年(平成24年)
17
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
17
2011年(平成23年)
61
1
0
40
0
0
0
0
0
0
0
41
143
2010年(平成22年)
57
25
82
20
102
0
86
0
0
0
18
0
390
2009年(平成21年)
13
12
20
25
11
0
0
12
0
12
64
45
214
2008年(平成20年)
134
96
87
117
111
0
54
26
98
126
0
1
850
2007年(平成19年)
254
69
242
106
60
47
76
99
231
158
160
1,849
3,351
2006年(平成18年)
227
163
84
82
265
165
199
140
188
127
48
62
1,750
2005年(平成17年)
192
271
170
122
267
152
162
157
87
211
112
202
2,105
2004年(平成16年)
484
345
260
210
421
442
389
595
298
572
380
595
4,991
2003年(平成15年)
189
268
160
350
450
338
310
420
333
367
374
328
3,887
2002年(平成14年)
175
666
429
558
610
488
707
876
642
372
505
386
6,414

輸入数量(主要国)は中国、タイ、ベトナム、インドネシア、ミャンマーからの集計数量です。

蒸製皮革粉
 上記の通りです。
上へ
  • 業界展望トップへ
  • 前へ
  • 次へ