平成24年12月31日
銘柄 |
成分 |
荷姿 |
受渡場所 |
単位 |
限月 |
価格(円)
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前10月31日
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当月12月31日
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高+ 安-
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(植物粕肥料)
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||||||||
脱脂大豆 |
1級品フレーク |
20kg紙袋 |
関東持込 |
1t |
当月 |
96,000 |
96,000 |
不変 |
菜種油粕 |
N5.3 P2 K1 |
20kg紙袋 |
関東持込 |
1t |
当月 |
67,000 |
67,000 |
不変 |
脱脂米糠 |
20kgPP袋 |
関東持込 |
1t |
当月 |
31,800 |
31,800 |
不変 |
|
米糠 |
30kg紙袋 |
関東持込 |
1t |
当月 |
30,300 |
30,300 |
不変 |
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(魚粕肥料)
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肥料用魚粕 |
N7・P7 |
20kg紙袋 |
関東持込渡 |
1t |
当月 |
103,000 |
103,000 |
不変 |
肥料用魚粉末類 |
N7・P6 |
20kg紙袋 |
関東持込渡 |
1t |
当月 |
98,000 |
98,000 |
不変 |
(動物粕肥料)
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蒸製骨粉(国産) |
N3.5 P21 |
500Kgフレコン袋 |
工場渡 |
1t |
当月 |
93,000 |
93,000 |
不変 |
蒸製骨粒(輸入) |
N3.5 P21 |
原袋 |
港頭倉庫渡 |
1t |
当月 |
相場不建 |
相場不建 |
|
脱膠骨粉 |
P28 |
原袋 |
港頭倉庫渡 |
1t |
当月 |
相場不建 |
相場不建 |
|
蒸製てい角粉 |
N13 |
原袋 |
港頭倉庫渡 |
1t |
当月 |
相場不建 |
相場不建 |
|
蒸製皮革粉 |
N12 |
25kgPP袋 |
港頭倉庫渡 |
1t |
当月 |
相場不建 |
相場不建 |
|
乾血粉 |
N12 |
20kg紙袋 |
港頭倉庫渡 |
1t |
当月 |
相場不建 |
相場不建 |
|
肉骨粉 |
N6・P10 |
20kgPP袋 |
港頭倉庫渡 |
1t |
当月 |
相場不建 |
相場不建 |
|
豚肉粕(国産) |
N10 |
500Kgフレコン袋 |
工場渡 |
103,000 |
103,000 |
不変 |
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フェザーミール |
N12 |
500Kgフレコン袋 |
工場渡 |
1t |
当月 |
88,000 |
88,000 |
不変 |
カニガラ粉末 |
N4・P2 |
20kgPP袋 |
戸前 |
1t |
当月 |
90,000 |
90,000 |
不変 |
(1)菜種粕
農水省から11月の搾油実績が発表された。10月末在庫の31,927 トン に対し、11月末在庫は42,837 トンと10,910 トン 増加した。配合飼料用の菜種粕の配合率は9月4.8%、10月4.86%と10カ月連続で前月を上回る配合率増にもかかわらず、在庫が増えたのは以下の要因が考えられる。
これらの要因により11月の期末在庫は増加したと思われる。12月も輸入菜種粕が入船しており、同レべルの月末在庫になると予想する。
(2)大豆粕
配合飼料の大豆粕の配合率は10ヶ月連続で減少し、1月の13.52%から10月12.17%と実に1.35%減となっている。1年間1.35%の減少で移行したと仮定すると年間計算で約32万トン使用量が減少する計算となる。
国産大豆粕の10月末在庫は72,810 t、11月末在庫は69,960 tとなっており、配合率が減少する割に月末在庫に大きな変化が表われないのは、もともと輸入大豆粕が大半の配合飼料原料に使用されていた事と、生産量が昨年同時期比
(1月一11月)で約91%、数量で約12,8万トン減少している為、在庫過剰になることなく推移している。今後も割高感のある大豆粕は低位配合率が続くと予測する。
(3)脱脂米糠
依然脱脂糠のタイトは続く。飼料向けの出荷が好調な事と、この時期キノコ用培地向けで、原料の生糠が使用される為、非常に受渡は厳しい状況である。
1−3月の脱脂糠の価格は搾油メーカーとしては値上げしたいところが、脱脂糠を値上げするとその原料である生糠も値上げをせざるを得なくなる。
米油は値上げができない状況のなか原料の生糠が値上がると採算が悪化する為、据置となった。
Fish meal レポート
ペルー状況
ぺルーでは下期漁獲粋の内、41万トンが12月末まで、40万トンの枠が1月末までで設定されており、12月末には無事に41万トンの漁獲枠を消化することとなった。
しかし、水揚げされたアンチョビの中には若年魚が多く、各所でMini-Ban(エリアを絞った禁漁)が行なわれ、当初は12月未での漁獲粋消化が心配されていた。また、ペルー水産資源調査船(IMARPE)が資源量の再調査を行っていたが、12月の漁期分に影響を与えるまでの結果は出ず、追加で漁獲枠が増加することはなかった。これを受けて、2012年度の魚粉製造予定が約355万トンで決定し、2011年度の711万トンから半減する形となった。大手製造メーカー筋は規模も巨大化し、1シーズンでの不漁が経営に与える影響は限定的だが、今後同じ様なシーズンが続くようであれば、船の継持管理費等で苦しむ中小の魚粉メーカーが消えていく可能性も出てくる。
インド状況
インドでは、ぺルーの大幅な漁獲枠減少を受けた、東南アジア筋の飼料メーカーからのパニック買いが11月末より入っており、12月に入りそれも一巡したようである。今年の水揚げは数量面では順調ではあるが、例年獲れるサーディンよりも魚体が小さく、蛋白が低い魚粉が製造されている傾向にある。また、インド産魚粉も今後少なからずペルー産魚粉高騰の余波を受ける形になりそうである。
マーケット状況
ペルー産、インド産ともにオファーは出てきている状況であるが、ペルー大手魚粉メーカー筋では、今シーズンに入り、先高を見越してまったく商売を行なっていないメーカーもあり、メーカー毎の販売進捗もかなリパラパラといった印象である。今後、3月後半の次シーズン枠の発表までは相場も堅調に推移すると見られており、中国の旧正月前の大型需要に向けて、在庫を積み上げているといった感じである。
中国の魚粉玉もち試算
{(港頭在庫(11.5万トン) + 2012年度Bシーズン契約分(約3万トン)}÷月間引取数量(各月4万トン)= 4月中旬までの玉持ち
国内の動物質有機原料(フェザーミール・ポークチキンミール等々)には生産量が減少し、昨年10月から非常にタイト。
韓国産・蒸製皮革粉の価格は、平成25年1月から$15〜20/トンの値上げを強行。
台湾産・蒸製皮革粉は本年3月迄変動なしだが、韓国の価格動静は承知。
国産の肉骨粉(牛由来)の肥料用への解禁に付いては、今のところ進展ナシ。
輸入数量(主要国)MT |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
合計 |
2012年(平成24年) |
17 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
17 |
|||||
2011年(平成23年) |
61 |
1 |
0 |
40 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
41 |
143 |
2010年(平成22年) |
57 |
25 |
82 |
20 |
102 |
0 |
86 |
0 |
0 |
0 |
18 |
0 |
390 |
2009年(平成21年) |
13 |
12 |
20 |
25 |
11 |
0 |
0 |
12 |
0 |
12 |
64 |
45 |
214 |
2008年(平成20年) |
134 |
96 |
87 |
117 |
111 |
0 |
54 |
26 |
98 |
126 |
0 |
1 |
850 |
2007年(平成19年) |
254 |
69 |
242 |
106 |
60 |
47 |
76 |
99 |
231 |
158 |
160 |
1,849 |
3,351 |
2006年(平成18年) |
227 |
163 |
84 |
82 |
265 |
165 |
199 |
140 |
188 |
127 |
48 |
62 |
1,750 |
2005年(平成17年) |
192 |
271 |
170 |
122 |
267 |
152 |
162 |
157 |
87 |
211 |
112 |
202 |
2,105 |
2004年(平成16年) |
484 |
345 |
260 |
210 |
421 |
442 |
389 |
595 |
298 |
572 |
380 |
595 |
4,991 |
2003年(平成15年) |
189 |
268 |
160 |
350 |
450 |
338 |
310 |
420 |
333 |
367 |
374 |
328 |
3,887 |
2002年(平成14年) |
175 |
666 |
429 |
558 |
610 |
488 |
707 |
876 |
642 |
372 |
505 |
386 |
6,414 |
(注)上表の2002年1月〜2012年7月までの実績数量は、特殊肥料の骨灰である。