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農大式土壌診断キット「みどりくん」の特長と使い方

4 土壌診断キット「みどりくん」の使い方(診断の手順)

(1)土を採取する

 土の採取器(10ccの使い捨て注射器の先端を切断したもの)で作土層から5ccの土壌を採取する。
 ベッドがつくってあればその上の株と株の中間あたりに深さ15cm程度の溝をつくり、深さ5〜10cmのところに土の採取器を押し込む。注射器の5ccの目盛りより少し多めに土を採る。ピストンを押して5ccで止め、先端に出た土をナイフなどですり切る。


(2)土を5cc容器に押し出す

 採取した土を付属のプラスチック容器に押し出す。


(3)精製水50ccを加えて振る

 採取した土を中に入れたプラスチック容器に50ccの目盛りまで精製水を加える。ふたをして、手で1分間よく振る。
(精製水は薬局・薬店で簡単に入手できる。コンタクトレンズの洗浄液として500ml入り100円程度で市販されている。多量に使うなら20l入りポリタンクで買うと割安)


(4)試験紙を浸す

 (3)でできた液に「みどりくんN」の試験紙を3秒、「みどりくんPK」の試験紙を10秒浸す。その後試験紙を取り出す。


(5)色を比べる

 (4)で取り出した試験紙を1分間置いて反応させたら、試験紙チップを裏にして、透明なプラスチックを通して色をカラーチャートと比べ測定値を得る。






 「みどりくんN」の硝酸態窒素のカラーチャートには3種類の数値が記載されている。

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